好奇心を追ってみる。



はい。ということで、前回の続きですね。



長編の前半(11万字くらい)をひとまず書いたところで、自分の情熱不足に気づいた僕は、



「お金にならないけれど、やりたいこと」という「好奇心」ベースの活動を本格的にやってみることにしたのです。



翻訳(ほんやく)に興味がない方にも役立つように文章を書いていくので、ご自身に適用していただれば嬉しいです。



それでは、いってみましょう。




1)教科書を見る。
(お手本に触れる。)




なにかを始めるとき、それをすでにやっている人に会うことと、



それをやっている人の「在り方」を知るというのは、何よりも重要なことです(本当にとてもとても大切です)。



で、僕はもちろん、春樹さん(そして柴田さん)という師匠に架空の弟子入りをするわけです。笑



(以前読んだ「教科書」を再読しました。)




2)弟子入りする。




このとき、重要なことは、まずは「やり方」よりも「在り方(マインド・スタンス)」を吸収することです。



彼らがどんなところに「情熱」を燃やし、「好奇心」を注いでいるのか。



彼らが「何者」としてそれに取り組んでいるのか。



そういったことを学ぶわけです。




3)実践で学ぶ①




ちなみに僕は現時点で、



・Birthday Girl(村上春樹著)


・A Bit on the Side(ウィリアム・トレヴァー著)


・A Game of Dice(ポール・セロー著)



この3つを使って、翻訳の練習は一応していましたが、



これらはすでに「答え(誰かが訳してくれた日本語の文)」があるものでした。



加えて先日、4つ目の課題として、



・On the Rainy River(ティム・オブライエン著)



の翻訳の練習をして、知識を少しだけ深めたのです。



心強い教科書はこちら(原文と訳文が並んでいて見やすい)。



(ノートに手書きでメモをしていきます。)



この本を読むと、村上先生(春樹さん)のスゴさって小説以上に、翻訳にある気がしてきます。



さて。



ここまで来るとあなたはきっと「在り方」と「やり方」の両方が分かっているわけです。



それではここから「バー(基準)」をひとつ上げて、新たな挑戦をしてみましょう。




4)実践で学ぶ②
(難易度を上げる)




先日BOOKOFFでニューヨーカーという(アメリカの有名な)雑誌に出ている40歳以下の作家が書いた短編を集めた本を入手しました(800円)。





ちなみに、ここに載っている作家さんは「全員(一人も)」知りません。汗



ですので、ひとりひとり検索して調べてみて、Amazon(アメリカ版)のレビューなどを読み漁り、そのうちの2人にアタリを付けました。



そしてまずは Philipp Meyer さんの『What you do out there, when you're alone』という短編を訳してみることにしたのです。



しかし、以前までのテキストと違ってこの短編小説には「答え(誰かが訳してくれたもの)」が存在しません。



(こうして「難易度」を上げてみるんです。)



これはおそらく日本で訳している人は誰もいないと思います(そういうのって、なんだかワクワクします)。



それをコシコシと訳していくわけです。



(6割くらい意味がつかめるレベルです。汗)



でも話の続きが気になって、ついつい訳してしまうんです。



1日3ページほどを3〜4時間かけて、訳しています(まるで受験生の気分です)。



さて、ここを乗り越えたら、きっとあなたはもう、その習慣の半分以上をマスターしていると思います。



最後にひとつだけ、お話します。



それがこちらです。




5)一流に触れる。




今度はできるだけ多くの「本物」に触れる機会を持つといいと思うのです。



僕は昼の翻訳とは別に、夜は村上先生の訳した、



・A small, Good Thing(レイモンド・カーヴァー著)



を、自分で訳しながら、春樹さんが訳した「答え」も見て、感動を味わっています。



さて、それでは、まとめです。




まとめ




あなたが興味のある(好奇心が湧く)ことをやるとき、



1)教科書(お手本となる人)を見つけて、



2)在り方を吸収してから実践を通して学び



3)より多くの「本物」に触れる。



これができるようになると、だいたい何でも続けられるんじゃないかな?と思うわけです。



で、重要なことは、ここで高めたエネルギー(や情熱)を「本業」の方にぶつけることです。



(本業と副業のエネルギー循環ってとっても大切だと思うのです。)



一緒に楽しみながら進んで行けたらいいですね♫



さて、僕はPhilipp Meyer(フィリップ・マイヤー)さんの短編を訳し切ることができるのでしょうか、、。



細々とがんばります。



それでは今日もこの辺で。

言葉のちから

僕らの言葉と想いと行動が きっと世界を変えていく 少しだけいい方向に

0コメント

  • 1000 / 1000