失敗しても再起する人。
「何かを始める」ときに、失敗はつきものです。
そして、「失敗しないこと」よりも、
「失敗の捉え方」の方が重要だと、僕は考えています。
前回の話で、重要な考え方の1つめをご紹介しましたが、
今回はそのうちの2つめと3つめです。
オールアウト思考
これは村上春樹さんのエッセイなんかを読んでいるとよく出てくる言葉です。
たとえば、こんな具合です。
「僕は毎回オールアウトで小説を書いています」
そんな感じで春樹さんは発言されるわけですが、
この「オールアウト」っていったい何か、って言ったらそれはつまり、
「やりきった感」です。
あなたは「それ」を
やりきったのか?
いかがでしょうか?
自分はそれに、(そのとき出せる力の)全力で取り組んだのだろうか?
と、自問してみてください。
時間が限られているのなら、
その限られた時間の中でできることを、とことんやったのか。
予算が限られているのならその中で、
才能が限られているのならその中で、
自分はやりっきたのか? ということなんです。
その感覚がないとですね、
人って失敗したとき(うまく行かなかっり、期待どおりじゃなかったりしたとき)、
次にうまく進めなくなってしまうことが多いんです。
そこに「清々しさ」
はありますか?
人がなにかをオールアウトでやりきったとき、
そこに残るのはきっと、
「心地よい疲れ」と「清々しさ」です。
ヘトヘトなんだけれど、なんだか誇らしかったり、
結果はさておき、なんだか自分を褒めてやりたくなったり、
そういう感覚です。
自分との約束を守る。
で、これってですね、もはや「人がどうこう」ではないんです。
そういうオールアウトの状態を目指していくと、
自然と「外の評価(人の目)」は二の次、三の次になってくると思うんです。
別の言葉で言えばそれは、「自分との約束」みたいなものだと思うのです。
ですからたとえ、
あなたが「やろうとしていること」や、
今まさに「やっていること」が、
世間に評価されようがされまいが、
お金になろうがならまいが、
褒められようが鼻で笑われようが、
とにかく、自分とした約束を守るんです。
これが「オールアウト」の感覚です。
「あのときの自分はあれが最大のフルパワーだった」と振り返ったときに思えたら、
あなたはきっと、その挑戦に破れたとしても、
少ししてからまた次の目標に向かえると思うのです。
そしてこの「オールアウト(全力で挑む)」という態度が、
失敗を失敗のままにせずに、
再起していくために重要なことだと思うのです。
ということで、少し長く(熱く)なりましたが、
これが失敗に対する考え方の2つめです。
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■失敗の捉え方
1)''まだ" 出来ていないだけ、と思う。
2)オールアウトで全力で取り組む
→これで失敗したら仕方ない、と思える。
→しばらくしたら、たいてい再起できる。
3)→次回のお話です。
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それでは今日もこの辺で。
きっと明日も良い日です。
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