会社ってその価値観に共感している人の集まり
会社って設立して数年すると、「僕らのビジョンって?」とか「私たちが目指すものって?」的な会話がなされるものです。
なかにはSONYのように設立時に「設立趣意書」なるGreatなものを作成した企業もありますが、
会社って実際「面白そう!」とか「儲かりそう!」とか「モテそう!」とかそんな結構軽いノリで作られたりもするものですから、
どこかの段階でビジョンやクレドのような「目指す場所」や「理想の在り方」なんかを言葉にして落とし込んで浸透させていく必要があります。
簡単にいえば「(その会社)らしさって何?」って話です。
こういうときはこういう行動したほうが僕たちらしいよね、ってことの集まりがクレドですし、
そういう行動を積み重ねていけば、いずれは目指す場所に到着できるよね、っていう、たどり着きたい場所の大枠がビジョンです。
たとえばサイバーエージェントなら、「21世紀を代表する会社を創る」がビジョンでそれに準じたミッションステートメントとして下記の幾つかがあるわけです。
僕はサイバーのミッション・ステートメントが結構好きなのですべて転載しますね。
【CAのミッション・ステートメント】
・インターネットという成長産業から軸足はぶらさない。ただし連動する分野にはどんどん参入していく。
・スケールデメリットは徹底排除。
・「チーム・サイバーエージェント」の意識を忘れない。
・本音の対話なくして最高のチームなし。
・採用には全力をつくす。
・有能な社員が長期にわたって働き続けられる環境を実現。
・若手の台頭を喜ぶ組織で、年功序列は禁止。
・法令順守を徹底したモラルの高い会社に。
・ライブドア事件を忘れるな。
・ネガティブに考え、ポジティブに生む。
・自分の頭で考え、オリジナルを創り出す。
・世界に通用するインターネットサービスを開発し、グローバル企業になる。
つまるところ、会社ってこういったミッション・ステートメントやクレド、「大切にしていること」に共感する人たちの集まりですよね。
それに共感できないのであれば、その会社にいる必要はないし、むしろその会社を去った方が他の人にとっては良かったりもする。
これは会社に限ったことではなく、もっと小さな団体、自分が所属する組織やチーム、もっといえば、自分自身の行動指針に至るまで、あらゆるスケールで必要になってくる考え方です。
会社というスケールで考えると、多種多様な人材と価値観が混在する中で、それでも一つのビジョンに共感できる人が集まって「何かを成す」ことはとても素敵なことだと個人的には思うわけです。
その組織の中で、いかに「自分らしく生きるか」ってことも重要です。
個人の良さを活かしつつ、集団としてのパワーを高めていけたら、きっともっとオモシロイことができると思うのです。
そんなこと考える金曜の夜。
さてと//
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