「でも」が多い人は、なぜ成長できないのか?
成長の定義って?
成長ってなんでしょう?
僕の中の定義は「以前とは違う思考と行動様式ができること」です。
たとえばゴミ出しをしてくれない夫が毎週ゴミ出しをしてくれるようになること。
子供の面倒を見るようになってくれること。
路上でツバを吐く癖がある彼氏がそれをしなくなること。
服を買いまくる彼女があまり服を買わなくなること。
人がまだ話している最中に自分の意見をかぶせてくる人が、きちんと最後まで話しを聞いてくれるようになること。
自分の意見が通らないと気がすまなかった上司が部下の意見を尊重して「試してみよう!」と言うようになること。
それらはすべて「以前のその人なら考えられないようなこと」なんですが、それがいつの間にか変化している。
それって良い悪いではなく、単純になんだかオモシロイことですよね?
「でも」が多い人
こちらが何を言っても「でも、、」って返してくる人、いませんか?
そういう人がいると僕は勝手に「この人は(まだ)変わる気がないんだなぁ」って思ってしまうんです。
まず、このとき僕らが省みた方がいいこと、
それは「自分はこの人を変えようと必死になっていないか?」ってことです。
変わって欲しいと思うってことは、その人をそのまま、丸っと引き受けていることにはならないわけですから、
「まずはそのままを受け入れてみよう」って思って、色々なコミュニケーションを図っていくことの方が大切だと思います。
なぜ僕らは人を変えたくなってしまうのか?
もし仮にも「この人を変えたい!」って思ってしまっているのだとしたら、それはなぜでしょう?
相手をすべてコントロールしたいのでしょうか?
相手に変わってもらうことで自分にメリットがあるのでしょうか?
自分が優秀だと思えるのでしょうか?
人の役に立っていると味わいたいだけかもしれません。
しかし、会社や組織では確かに、その人に変化してもらう必要があるときが必ずあるわけで、
会社が成長していくには「今のままの思考と行動様式」では将来立ちゆかなくなる場面が遅かれ早かれ訪れます。
人はどのように変わるのか?
今回の文章で出てきた「今までの思考と行動様式」という言葉。
これって、一言でいえば、「習慣」です。
人間は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。
人間は習慣の生き物である。 ジョン・デューイ
(↑「人は習慣の生き物である。」って言葉を思い出してググったらジョンさんの格言だったようです。)
それはさておき、人って「今までそれが正しいと思ってきたこと」の繰り返しで日々生活していきます。
それで上手くいくと思っているし、もっと言えば僕らは本能的に「変化=死」とすら認識しているほど、
変化に対する抵抗って大きいので、とにかく変化をできるだけしていきたくない生き物だったりもします。
(変化することが好きな人って、「変化すること」が習慣になっていたりします。笑)
人が変わるとき
それは、この「今までそれが正しいと思ってきたこと」をひっくり返して、「新しい行動や思考」を試したときです。
正確には、このトライを繰り返して「それでも意外と生きていけるじゃん」って分かったとき、です。
「変化=死」っていう僕らの遺伝子に刻まれた本能的な恐怖をいかに自分で覆していけるか。
それが結構チャレンジだったりします。
「でも」が多い人はこのトライをしない人です。
だから、僕は「この人は(まだ)変わる気がないんだなぁ」って思ってしまうわけです。
自分の価値観をリセットできる人
今まで「これが正しい」と信じていたこと、
そう思って続けてきたことを一度リセットして、新たなトライをしてみる。
けど、元の自分、昔の自分の引力は恐ろしいくらい強くて、意識しないとすぐに戻ってしまいます。
だから僕らはそんなに変化できないんですね。
まずは「何を信じているのか」を探ってみる
僕らは程度の差こそあれ、みな宗教家です。
「これはこうあるべき」とか「こういうときはこうするよね?」ってこと、それぞれが持っています。
そうして、自分が信じているもの(フィルター)を通じて世界を見ています。
それは親に教わったことかもしれないし、学校の先生や友達に教わったことかもしれません。
本や映画、あるアーティストの歌詞に影響を受けたのかもしれません。
そんなとき「そもそもこのフィルターってどこから来たんだろ?」って探っていける人。
そうやって見つけた不要な価値観を、時と場合でリセットしていける人。
そういう方が僕は単純に魅力的だと思うし、一緒にいてオモシロイです。
僕らが「でも」を使うとき。使いたくなるとき。
それは、「自分が信じていることはこうですよー」って教えてくれているときです。
もしそれを変化させる必要があるのなら、見つめなおして、トライして、変わっていけたら,
もっと自由になれるかもしれませんね。
そんなあなたといつかまたどこかで会えるのを楽しみにしています。
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