「降りる努力」の話
今週は「降りる努力」の話です。
「降りる(おりる)」って聞いてみなさんは何を連想しますか?
急降下する、エスカレーターで降りる、雨が降る。
まぁ、色々あると思うんですが、要は「上から下にいく」ってことですよね。
IT業界って技術や知識って絶対大切です。
自分ができることが増えれば困っている人を助けることもできますし、
やりようによっては世界も変えられます。
そうやって技術や知識をつけることを
「上がる努力」とするのでありばその逆が「降りる努力」です。
なら「降りる努力」って一体なんなのか?
それは
「自分の知っていること、学んだこと、それらをまだ知らない人に伝える努力」
です。
僕で言えばネットワークやLinuxの知識、営業の技術や英語、心理学などなどを人に伝えることかもしれません。
それらを誰かに分かりやすいように伝える努力をするんです。
僕らって「上がる努力」って意外とできちゃうもんです。
動物界の中で唯一人間だけが「学ぶ喜び」を知っていると大学のときに勉強した覚えがありますが、
やっぱり、「何かを知る」って単純に嬉しい、楽しいことですよね?成長も実感できますしね。
だから「上がる努力」って、気持ち次第で意外とできるんですが
「降りる努力」がなかなかできない。
求人も比較的順調に推移している今日この頃。
そんなとき、この「降りる努力」が大切になってくるんです。
今までに後輩を持ったことがある人、今まさに後輩を持っている人はわかるかとは思いますが、
人に教えるのって難しいですし、人って一度伝えてもすぐに忘れますよね?笑
一度言ってうまく伝わらなかったら、
「自分の言い方、伝え方がダメだった」
くらいに思う心掛けが必要です。
パナソニック(旧松下電器)の創業者、松下幸之助さんも言うように
「人は7回言わんと本当には理解しませんわ」ってことなんです。
そもそも「一回言って分かってくれるはずだ」なんて前提がおかしいのかもしれません。
一回言ってうまく伝わっていなかったら、一回目とは言い方を変えるんです。
別の伝え方をして伝わらなかったらまた他の表現を考えるんです。
そのうち、その人が「わかった!」ってなる。これが「降りる努力」です。
上がる最中も人は成長できますが、降りるときも人は成長できると思います。
だから「こないだ言ったよね?」とか
「俺、教えたよね?」とか「私に何度言わせるの?」って言葉を使うと、
自分が成長できなくなっちゃうんです。
そうではなくて、一つ上がったら一つ降りる努力をするんです。
世の中って不思議なんですが一つ上がると、教えるべき人が必ず自分の近くに現れるんです。
(現れないうちは、自分の努力がまだまだ足りないってことです。)
だから「教えられる相手」が目の前に現れたなら、必死で「降りる努力」をしてみてください。
僕も頑張って降りるし、頑張って上がります。
そういう「両方の努力」ができる仲間が増えたら、
この会社って最強になると思いませんか?
そんなこんなで、今週もヨロシクお願いします。
#ちなみに1回教えてもらって理解しなくていい、ってわけではないですからね?笑
#理解する努力はいつでも大切です。
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