リルートを、開始します。
昨年の秋に応募した【群像新人文学賞】の結果が発表されました。
3月末までに連絡がなかった時点で、予選通過が叶わなかったことは分かっていましたが、
やはりこうして公式に発表されると、されないとではまた心持ちが多少違ってきますね。
今回の応募総数は【2003篇】とのこと。
僕の書いた10万字ほどの小説もそのうちの1篇となるわけです。
今日はその事実をきちんと受け止めてから、いつもどおり執筆に取り組んで、
夕方からはコンサルの仕事をしていました。
負けを認めて、次に進む。
正直、これはヘコみます。
基本的に公(おおやけ)の小説家になるには、
なにかしらの文学賞が必須なわけですから、
それを取らないことには僕がどれだけそれを声高(こわだか)に言ったところで、
「似非(えせ)小説家」ということになってしまうからです。
でも、今回は「僕の負け」なのです。
まずはそれをきちんと受け止める必要があります。
自分には "まだ" その力も運もなかったわけです。
だからヘコミます。
目的地は変わらない。
今回の結果を受けて僕は、
「ちょっと他のルートも考えなきゃな」と思いました。
つまり、そこへの「たどり着き方」が多少変わっただけで、
目的地はまったく変わりないわけです。
車でそこに行くのか、新幹線で行くのか、それとも飛行機で行くのか。
その「手段」や「ルート」が変わったに過ぎません。
仮に僕は「車で行くことにした」とします。
けれども実際に出発してみたら、道は混んでいるし、
機械系のトラブルには見舞われるし、途中で通行止めも発生しているし、、。
そんな感じです。
でも僕はまだあきらめていないんです。
僕は小説を書くことが心から好きですし、
今書いている作品も僕は好きだからです。
こうして僕は、目的地へ向かう道の景色を味わいながら進むわけです。
これからの潮流
ところで『群像』のとなりにあった『新潮』も併せて買ってきたわけですが、
そこにあった「小説の現在地とこれから」という文章がとても興味深かったのです。
これから『純文学』は『エンターテイメント』に飲み込まれ、
即時的に手に入るものや簡単に消費されるものに、飲み込まれていくようです。
「たしかにな」と僕も思います。
そして僕個人としては、『純文学』と『エンターテイメント』と
もっというと『自己啓発』と『ビジネス書』はすべて融合されていくと考えています。
正確に言えば、「融合可能」だと思っています。
だから僕はそういうものを「ひとところ」に詰め込んだ作品を目指しているわけです。
これからどうするのか?
さて、これからどうするのか?
「他のルート」を考える必要が出てきました。
なぜなら次の大きな新人文学賞への応募と発表を待っていたら
あと1年半近く待つことになってしまうからです。
人生の時間は有限ですので、別の方法「も」使う必要が出てきました。
さて、どうすればいいのか?
どういうルートがあって、誰と組む必要があって、どう進むのがいいのか?
今まで得てきたビジネス的な知識も総動員して「リルートを開始」します。
乞うご期待。
2018年5月吉日 髙木 建之介
【去年、即興で書き上げた超短編】
『5月の風車とわたし』
仕事を辞め実家に帰ったわたしの回想と心の傷。
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