あなたというパズル。



ここにパズルがあります。



それは9つのピースがまとまったパズルです。



隣り合ったピース同士は、



それぞれの接面をピタリと合致させながら、



お互いを強固に結び合っています。



文章を書くとき、



僕はこの「まん中」のピースを意識しています。



というよりも、そのまん中のピースをはっきりとさせるために、



文章を書いている傾向があります。





僕たちがうまく言語化ができなかったり、人に何かを伝えられないとき、



往々にして、「それの本質がつかめていない」ということがあります。



それは言ってみれば、「まん中のピース」がつかめていない状態です。



僕は、その「まん中にあるもの」が知りたくて、



文章を書いているのだと思います。





僕はコンサルの仕事で、



クライアントの方の中に眠っているものを、



コンテンツ化することがあります。



一見するとコンサルと執筆は相反するもののように見えますが、



僕のなかで、それらの間にはあまり境界線がありません。



コンサルと執筆、そのときに僕がやっていることは、どちらも同じなのです。




「まん中」を見つける




その人が伝えたい、その人の言いたい「まん中」のことを見極めて、



その周辺のことをコンテンツとして落とし込んでいくわけです。



それはアプローチは違いますが、文章でなにかを表現するときとまったく同じ作業なのです。




「まん中」はあなた




さて、あらためて、



ここにパズルがあります。



その「まん中」は、本質であり、あなた自身です。





僕たちはまわりの人によって自分が定義されることも往々にしてあるのです。



ある部分では、人間関係自体が、僕たちを定義することもあるのです。



あなた(まん中のピース)の周りにあるピース(あなたを定義してくれる人)は、



いったい誰(何)でしょうか?



家族、恋人、パートナー、上司、部下、友だち、ネットの世界。



趣味、経済状況、肩書、仕事、ライフワーク、貯金残高。



住所、性別、好きなもの、嫌いなもの、傷ついた経験、傷つけた経験。



それらの事物が、あなたを「あなた」たらしめると思うのです。



そうして僕らは、周りの人との力学や綱引きで、自分の形を調整していきます。



それはあたかもパズルとパズルの接面のようです。



オウトツが複雑に絡み合って、



あなたとその人、あなたとその事物との関係が決まるのです。



そして同時にそれは、あなたをくっきりと立体的に定義してくれることになるのです。



しかし僕たちは、ときどきそういった関係(しがらみ)が面倒になって、



そこから逃げ出したくなることもあったりします。





でも結局僕たちはその中でしか生きられないし、



そういった(人間)関係なしには本当の意味で「自分を定義すらできない」のです。



だからきっと僕たちは、



内側に向っていって自分を探す作業と、



外側に出ていって自分を見つける(定義する)作業の、



両方を大切にする必要があると思うのです。



「あなた」というパズルを、あなた自身がきちんと見てあげるために。



僕が言いたい「まん中のこと」は伝わりましたかね。



それにしても、なんだか今日の文章は、少しゴツゴツしていますね。



きっと今、僕の心は、少し固まっているのでしょう。



まぁでも、そういう時期もあります。往々にして。



さてと。

言葉のちから

僕らの言葉と想いと行動が きっと世界を変えていく 少しだけいい方向に

1コメント

  • 1000 / 1000

  • 美樹生

    2018.02.09 04:24

    なるほど…✍️