ビールが好き。
僕はほぼ毎日晩酌をします。ニッカやカナディアン・クラブ、カティー・サークでハイボールを作って飲むことが多いのですが(全体の6割ほど)、残り4割はビールになります。(ワインもときどき飲むけれど。)
ビールは国産ならアサヒを飲みますが、基本的に外国のものを飲むことが多い気がします。
以前はハイネケンやバドワイザーもよく飲みましたが、結局これらは日本のビール会社であるキリンががライセンス生産しているにすぎないので、「本場の味」ではないわけです。
ということで普段スーパーに行くとよく買うビールを3つご紹介します。
1)バス ペール・エール(イギリス)
まずはこれですね。僕はエールビールが大好きなんですが、手軽に飲めて飽きが来ず、それなりのコクが味わえるところがこのビールのいいところです(新宿のとあるレストランで飲めるブルックリン・ペール・エールも大好きです)。
2)コロナ・エキストラ(メキシコ)
ラガータイプのビールで好きなものと言えばこちらです。ライムを中に押し込んで飲むスタイルはあまりにも一般的ですが、自宅ではもちろんそんな気取ったことはしません。夏になると飲みたくなるビールです。透明な瓶がなんとも潔い。
3)ブルー・ムーン(アメリカ)
ホワイトビールの代表格といえば、こちらですね。なかに粉が入っていますので、飲む前にコロコロと平らなところで転がしてから栓を開けましょう。柑橘系の風味があるビールなので、普通のビールが苦手な方でもいけるかもしれませんね。
ハルキくんの処女作である「風の歌を聴け」をある外国人評論家は「2、3ページに1回の頻度でビールを飲む小説」と評しましたが、まさにそのとおりですね。
実際小説を自分で書いてみるとわかるかもしれませんが、なにかしらの「アイテム」を登場させることで、その「アイテム」が持つ世界観やイメージでその周辺にある文章の雰囲気をつくることができます(うまくいけば、の話ですが)。
ビールやウィスキー、ワインもそうですし、煙草もそうです。ドーナッツもサンドイッチもオムレツも、すべてそうです。
そう考えると、「そのアイテムが持つ世界観や印象」をある程度自分のなかではっきりさせておくことって、文章を書く人にとっては大切なことかもしれませんね。
とかいいながら、飲み干したバスペール・エールの瓶を眺めて、ビールはビールで実にビールらしければそれいいのだ、なんてこと思ったりしています。世界観はどこへいった? まったくもう。(Essay 24 おわり)
以前書いたビールを題材にした超短篇。
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