一人ガラパゴス化。
社会人時代の僕の体脂肪率は15%前後でした。それは比較的痩せ型の方かもしれません。
これが今年の5〜7月の長編執筆最盛期にはだいたい5%くらいまで落ちました。(エッセイ時期の今は大体9〜10%くらいです。)
長編を書くときは精神的にも肉体的にもギリギリのところまで自分を追い込んだ方がうまく文章が書けるような気がしているので、
いつもより余計に距離を走るようになったり、節制をするようになったりするので、この体脂肪率は当たり前と言えば当たり前かもしれません。
小説を書く時期の食事は、パスタか米に加え、納豆と豆腐、魚料理と適度な肉料理、あとはヨーグルトやフルーツやナッツがメインの食事になっていきます。
食事のメニューもある程度決めてローテンションすることになりますし、着る服もほぼ決まったものを着回すことになります。
なるべく食事を考えることや服を選ぶことにエネルギーを注ぎたくないからです。
朝10時〜15時くらいまではコツコツ書いて、それが終わればランニングに行ってあとは昼寝や読書をします。
コンサルがある日はコンサルの仕事もやっていましたが、基本それ以外人とはあまり関わらなくなります。
部屋にテレビがない僕はネットテレビくらいでしかテレビを観ないので、その時期は世間の状況やいろいろな情勢にますます疎くなっていきます。
僕はこれを「一人ガラパゴス化」と呼んでいますが、この時期、ただでさえ退屈な人間な僕はさらに退屈な生き物になっていくわけです。
こうすることで小説の方は比較的進んでいくんですが、これは決して褒められた状態ではありません。
なぜならその時期の僕はずいぶん自分勝手で偏狭になりますし、人のことより自分のリズムを優先することが多くなってしまうからです。
そしてそれは少なからず誰かを困らせたりすることになってしまうのです。
来年のはじめくらいからまた長編が1本書ける気がしていますが、今度はそのあたりのバランスをうまく取れるような努力もしなきゃ、と思っています。
前回の長編執筆では「伸るか反るか」「できるかできないか」「0か100」かの総力戦でしたが、それでもひとまず1本は書けることがわかったので、次回はもう少し自分に隙間を作って書けたらいいな、と思っています。
少なくとも、そう在れたらいいな。できるのかできないのかはさておき、、。(Essay 23 おわり)
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