魚心あれば水心。〜再会〜
再会の時期が続いている。
それは昔、関係を持っていた人かもしれないし、
昔、自分がエネルギーを注いだ事柄かもしれない。
それは昔、自分が切り捨てた自分自身かもしれないし、
とても大切なんだけど、なぜかツンとして距離をおいてしまった相手とか、
もしくはとても重要な異性だったりするのかもしれない。
大切だったり、重要だったりすることを
人はいつも、意識的にも無意識的にも気付いていて、
だからこそ、いや、それがゆえに人生が変わってしまうことを、
そこを起点にもう「もとの自分」には戻れなくなってしまうことを、
どこかで気付いているからこそ、気持ちとは反対の態度をとってしまう。
人によってそれは、自分自身の才能だったり、天才性だったりすることもある。
誰かの前で話すとか、なにかをまとめるとか、文章を書くとか、人を癒すとか、道を示すとか。
そういう才能をさえ受け取れずに、なにが本当の自分か。なにが自分らしさか。
踏み込んでしまったり、踏み込まれたりすることで、
いつしか刺し違えた愛の距離感を、ふたりは再び縮めあう。
魚心は空でも泳いでそのまま届いてしまえばいいと願うけど、
この現実世界で、最後にものをいうのは、結局いつも「行動」だから。
そうしてモヤモヤするうちに、うまく言葉にならない気持ちはふわふわと空を泳ぐ。
うおごころあれば、みずごころ。
さぁ、その「こころ」、いったいどっちに転ぶのか。
あたなはいつ、「本当の自分」になるんだろうか?
0コメント