(小説の)初稿が完成しました。



4月の末に書きはじめた長編小説の初稿がひとまず完成しました。



まだまだ喜ぶのは早いんですが、ひとまずヤマザキのエクレア(88円)でハッピーな僕です。





まずは【9.8万字(245枚)】で落ち着きました。



(13.5万字の3万字分をカット。残った10.5万字をさらに削って9.8万字で落ち着いています。)



右も左もわからなかった僕がやったのは村上春樹さんのやり方(在り方)を真似ることでした。



(まぁ春樹さんもチャンドラーやヴォネガットのやり方とか書き方を真似をしたんですしね。)



やるときはTTP(徹底的にパクる)&DDP(堂々とパクる)、これ基本です。



ということでハルキ式のおさらいです。



(やっててよかった)ハルキ式】

↓↓↓

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・毎日決まった時間に机に向かう。

・毎日決まった文量を書く。

・毎日運動をする。

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もちろん、これが毎日できたわけではありません。



そして、「もうだめかなぁ」とか「こんなことしてて意味あるのかなぁ」と思ったのも一度や二度ではありません。



生活的にも、精神的にもかなりキツい3ヶ月でした。



(なんとか今こうして書き続けられているのは幸運以外の何物でもない。)



だからまずはここまで来られて思うのは「ありがたいなぁ」ってことなんです。



もちろん、これはぜんぜん完成ではないんですが、ひと区切りがついたのはたしかです。




ここから何をするのか?



さて、ここからどんな流れをとるのでしょうか?



まずはこの初稿を抽斗(ひきだし)にしまいます。



(比喩的にも物理的にもしまっちゃうんです。)





それはなぜかと言うと、自分の書いたものを客観的に見るためです。



「長く続く作家は自分の作品を客観的に見れている」とは、小説家の中村文則さんが言っていた言葉ですが、



春樹さんのやり方にも「自分の作品を客観視するための工夫が随所に施されている」んですよね。




あらためて教科書を見てみる。




さて、ここで春樹さんが書いた教科書を見てみましょう(僕は彼のエッセイ本を【教科書】と呼んでいます)。



書くことに興味ない方はサーッと流し読みしてください。笑



【長編小説ができるまで】

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1)毎日決まった文量を書く。


2)初稿が完成したら最初からゴリゴリ書き直す。

#時制やキャラの設定などを調整する。


3)第2稿の完成(1週間寝かす)


4)細かいところを書き直す。

#描写や会話の調子を直す。

#小さい手術をして読みやすくする。


5)第3稿の完成(1週間寝かす)

#今度は手術ではなく、修正作業

#どこを緩めて、どこを締めるか見定める。


6)長い休みをとる(半月〜ひと月)


7)第三者に読んでもらう。


8)最終段階の調整に入る。

#指摘のあった箇所を直し、全体の調子を整える。

#何度も何度も修正を繰り返す。

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さて、今の僕がどこかというと、、



3)第2稿の完成(1週間寝かす)



まだここです、、。



「Σ(゚д゚lll)まぢ!?」って感じです。笑



完成までには最低でもあと2〜3ヶ月はかかると思われます。



(さっきこの教科書を読み返して、一人愕然としました。)



「頭のいい人は小説なんて書かない」って春樹さんが以前言っていたんですが、それがよく分かります。



こんな非効率で、金になるか分からないことなんて、頭のいい人はやらないと思います。



しかもそこに多大な時間と労力を注いでも報われない可能性だってあるわけですからね。



それでもやりたいか、書きたいか、完成させてみたいか、それが日々試されるわけです。



長編小説って読む方もそれなりに大変ですが、書く方もやっぱりそれなりに大変なんですよね。



(ということを身をもって経験しております。)




ひとまず今から何をするのか?




まぁ、先は長いんですけど、何はともあれ、初稿が完成したので、



ここから1週間、久々にのんびりしたいと思います。



先日行った箱根旅でも結局短編の編集で忙しかったので、



この1週間は小説を書かない、そしてランニングもしない、という週にしたいと思います。



(この3ヶ月で600km走ったので、そろそろ脚をきちんと休めます。)




誰かに読んでもらいたい。




やっぱりね、一人って結構しんどいんですよ。



もちろん僕は未来志向ですし、比較的ポジティブ思考な人間です。



ただ、それでもときどき折れそうになるわけです。



今年の僕にはすべてが「未知なこと」です。



もちろん書くことはとても面白いし、永遠に終わらない探求感がたまりません。



でももちろん、それなりに不安にもなるわけです(人間だもの)。



だって無謀にも小説家になる、とか言って毎日コシコシと文章を書いているわけですから。



そしてやっぱり小説を作り上げるには身近で常に僕の文章を見てくれる人が必要です。



(待ってても来ないので、自分から動かねば!)



ということで、引き続き、頑張りまーす。



いつも来てくださる方、はじめて来てくださった方、



数年後にこれを読んだ方、これからも引き続き、ゆるく応援お願いします(これを書いているのは2017.7.31です)。



ネガティブを感じる。

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