カンガルー日和


お手軽度:★★★★★(5段階)


81年4月〜83年3月にかけてとある雑誌に掲載された23の短篇を集めたもの。


短篇のいいところって、さっくり読めるところですよね。

ハルキは ”短篇には「妖しさ」があることが重要だ” と

いつかインタビューで答えていたのを覚えています。


ハルキの短篇はそういった「日常に潜んだ妖しさ」を上手く切り取り

彼なりの言葉でそれを描写した素敵なものが多い気がします。


この中で僕が個人的に好きな短篇は

「4月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて」です。


なんでまたこんなにも長いタイトルにしなければいけないんでしょう。笑


仮に、僕が小学生だとして、この短篇の読書感想文を書こうとする。

すると、要所要所でタイトルを引用したときに


「僕はこの『4月にある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて』という短篇を読んで、これこれこういうことを感じました。」


という感じでやたら文章が長ったらしくなってしまう。


これってどうなんでしょう?

作文が苦手な少年(ちょうど僕がそうであったように)が、

作文用紙のマス目を埋めるための作戦としてはかなり有利にはたらくかもしれません。


ということで、次回の読書感想文はこの本をテーマに書きましょう!

(とはならないか、、。)



言葉のちから

僕らの言葉と想いと行動が きっと世界を変えていく 少しだけいい方向に

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