幻実。
伝えなきゃならない大切なことは
生まれたときから分かっていた僕ら
学ばなきゃならない難しいことは
吐き捨てて空っぽになった彼ら
笑っていたって 抱きしめていたって
そんなことしてる時だって
誰かが無駄に殺されてる。
そんな現実を知ったって
何も出来ず ベッドでもがく僕らです。
哀しむべきことはテレビから溢れてるけど
さっきまた誰かが殺されたから僕は
慣れちまったのかな 他人の死だからかな。
そんなことの繰り返しで 無力さから目を背けて
そんな現実を知ったって
何も出来ずに 呑み明かす僕らです。
目蓋を下ろして見える世界
それは「幻実」
でも見るべきは「現実」
無力でも 虚しくても
見つめるべきは「現実」
そして、独り、また明日を見据える。
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