選択肢。
昔数学でやった樹形図。
枝が分かれ、選んだその先でまた、道が分かれる。
授業中だってのに、それに何かを重ねた、中学生な僕。
何かを選ぶことで次の選択肢が生まれ
その道を進んだらまた枝分かれ。
困った、困った。
その枝に人生やなんかを重ねたがばっかりに、
授業の内容がちっとも頭に入らない。
「分かれる」という響きはときに
「別れる」にも聞こえ、
その先を知りたくもあり、少し怖くもある。
別れたその先で、出会った君と、
分かれた道の向こうにいる君に、
少し誇らしげに手を振ってみる。
何かを選び進めば、また次の分かれ道。
そのたんびに試される度胸と勇気と、少しの覚悟。
一生つづく樹形図と、僕らの選択。
それは決して、確率論だけでは語れないし、
語りたくもない。
学校の授業を卒業してからが本当の勉強だと、
いつか近所のおじさんが言っていたけど、
一理あるとも最近は思っている。
さぁ、次に、あたなは何を選ぶ。
そして、僕は、何を選ぶ。
確率論を超えて、
僕らは、出会っていく。
さてと。
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