スミスさん。
ポール・スミス展に行ってきました。
なんてことない展示会。
なんてこと、あるはずもなく。
ただでさえ感化されやすい僕は、
ちゃっかりと影響されて、
その半生をたどり、いろいろと感じたんです。
YouTubeで観た講演会は英語だったから
完全には理解できなかったものの、すてきな内容でした。
自転車競技でプロのレーサーを目指していたけど、
怪我をして諦めることになって。
そのあと彼は、ブティックの販売員を始めて、
6年はショップ店員として働いていたそうな。
最初にオープンしたその店は3m四方の小さなお店。
彼はそこを「金曜」と「土曜」だけオープンして
残りの曜日は生活費を稼ぐために充てていた。
その間彼は、いったいどんなことを思っていたんでしょうね。
そんな彼の言葉で好きなものがこれ。
"Do things which are right, not which are easy."
〜簡単なことではなく、正しいことをしなさい〜
でも、正しいことってなんだろ?って思うわけです。
正しさは人それぞれとだと思いますが、それを誰かに押し付けたくはないですね。
自分が正しいと思ったことをすること。
でも、その正しさを誰かに押し付けないこと。
そうすることでもっと僕らはお互いを自由に認め合える。
そんな気がするんです。
ところでこのポール・スミス展。
実際に行った人はどういう感想を持ったんでしょうか?
素敵な写真が多かった。人が多くてうんざりした。
カップルがイチャイチャして嫌だった。
ショップでは見たことないオシャレな服が多くてテンションが上った。
コラボアイテムがイケてた。
人によって思ったこと感じたことは違うはずです。
(いつも僕らは自分が観たいようにしか世界を観ていないんですね。)
僕はやっぱり、ゼロから何かを創りあげた人に対する尊敬の念が一番大きかったです。
彼がいなければ存在しなかった世界。
その世界を見てみたいと思った彼と、その勇気。
そして決断と行動力。
それを支えた奥さんの存在。
今はまだこの世にないサービスやブランド、
アート作品や書籍、人間関係でさえも。
奇妙なことに、そういったものは
「決めた人」にしか訪れないんです。
今、あなたが決めなければいけないことは
いったい、何でしょうか?
それでは、今日もこのへんで。
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