言葉をひらく。心をひらく。



ふだん、何気なく使う「言葉」。



今日はそんな「言葉の『見え方』」のお話です。




「漢字をひらく」




「言葉をつづる」と書くか、



「言葉を綴る」と書くかで、



文のイメージって少し違います。



文のイメージって、少しちがいます。



なんでわざわざ2回ずつ、書いたのか?



それは、「漢字」を「ひらがな」にしたり、



途中で「 、」を打ったりすることで、



読みやすさや「印象」って、けっこう変わってくるからです。





ちなみに漢字を「ひらがな」にすることを、



「漢字をひらく」と言いますが、



ふだんあなたはどのくらい、漢字をひらいていますか?



ブログやメルマガを書いたり、執筆をしていなくても、



きっとLINEやメールでのやりとりは、しているはずです。



1)よろしくお願いいたします。



2)よろしくお願い致します。



3)宜しくお願い致します。



あなたはどの「よろしく」が好きですか?




言葉の印象

人の印象




漢字を多めにすると、全体的にゴツゴツしますし、堅い印象を与えますが、



バランスよくやると、それが知的さや説得力につながったりもします。



逆に「ひらがな」を多様すると、少し「間延び」してしまう可能性はありますが、



やり方によっては、読み手に「親しみ」を与えることができます。



主人公を「僕」と書くのか「ぼく」と書くのか、



「私」か「わたし」か「ワタシ」なのか。



文章の印象がガラッと変わってくるから不思議です。




心が揺れると、
言葉も揺れる。




ひとつの文章(1冊の本 or 1章の中)で、



同じ言葉が漢字で書かれていたり、



「ひらがな」になることを、



「表記の揺れ」と言います。



僕がはじめて物語というものを書いたとき、



「表記が揺れる」のは「ダメだ」と思っていましたが、



その視点で春樹さんの小説を読み直してみると、



同じ言葉が平然と「揺らされて」書かれていて、



かなり驚いたことがあります。





僕たち人間は、日々いろいろな経験をして、心が揺れます(人間だもの)。



だから僕は、そんな人間が書く言葉だって揺れて当然だ、と思っています。



逆に言葉を「意図的に揺らす」ことができるようになると、



主人公の(or自分の)微妙な「心の揺れ」を、



うまく表現できるようになったりするはずです(きっと、たぶん)。



もしくは「段落」や「ひとカタマリの文章」を「1枚の絵」のように見ると、



この部分は構図的に「ひらがな」の方がいい、となったりもします。




言葉をひらく
心がひらく




個人的には「漢字をひらく」ことを、



「言葉をひらく」と言っていますし、



「言葉をひらく」と「心がひらく」と信じています。



そういう微妙な「心のひらき具合」に、



自分の言葉がピッタリ合ってくると、



もしくはその物語が書き手に求めてくることに、



言葉がぴたりと符号するようになると、



文章って結構面白くなってきます。



そういう意味で、自分の心の「在り方(マインド)」をうまく表せる、



ノウハウと、ツールを知るのって、とても大切だと思うのです。



いかがでしょう? あなたも何か書きたくなってきましたか?



あなたも、あなたなりの表現を楽しんでみてくださいね。



さて、あなたは、今から、どんな言葉を綴りますか?



それでは今日もこの辺で。



きっと明日も良い日です。



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