大変なんです!
って言ってくる人。
忙しくて忙しくて、、。って言う人。
こんな風に「大変さアピール」や「忙しんですアピール」をしている人がいます。
そもそもなんでそういうことを言う人が目の前に現れるのか。
僕の基本スタンスのひとつに「目の前の人は自分の現状を映し出す鏡だ」という考えがあるため、
そういう人が目の前に現れたら
「自分も最近こんな感じのことしてるのかなぁ」
なんて思うようにしています。
以前はこういう人たちにただただイライラしていたんです。
(今でも完全にゼロではないんですが。)
なんでイライラしてしまうかっていったらきっと
「自分も大変な思いをしているのに」とか「大変なのはお前だけじゃないぞ(なのにお前だけ大変!みたいに言うな)」とか考えてしまうからです。
つまりは「自分にはできない(ツラいのにツラいって言えない)こと」をその人がやってて「羨ましい」わけです。
以前書いた『不満の話』から引用すれば、
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いつもわがままで自分勝手。なのになぜか愛されキャラのあの人を見て少し腹が立つ。
街行くカップルがラブラブの様子で楽しげに話しているのを見て、嫉妬混じりの怒りが湧いてくる。
リーダー的な立場でみんなから尊敬されている人を見て悔しいのかムカつくのかよく分からない気持ちになる。
それってぜんぶ、ホントは自分がしたいこと。
それってぜんぶ、ホントは自分がしたくてもできなくて、少し羨ましいこと。
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ってなことが自分にもばっちり言えてしまうんですね。
人の性格って自己承認欲求をどう満たすか、ってことの積み重ねで形成されてきてると思います。
こういう「大変さアピール」もベースは「認めてほしい」ってことなんですかねぇ。
だからそういう人に会ったら「大変ですねぇ」「キツイですねぇ」とか共感するようにしています。
そのときもしも、自分の中に「イライラ」が湧いてくるのあれば、
それはきっと「私も頑張ってるのに」って思いがどこかにあるはずで、その思いはきっと自分自身が「犠牲感」や「義務感」で何かをしているから生まれてくる感情だと思うんです。
つまりは「こうするべきだ」とか「こうあるべきだ」という思いからその仕事や行為をしているってことかもしれません。
僕らはお互いに支えあって生きていますから(文字にするとなんともうすっぺらですね)、満たされている人が満たされていない人に何かを(して)あげるのがいいですよね、きっと。
自分にパートナーがいる人は「ねぇ、これ素敵でしょ?ほめてほめて!」って可愛らしく言ってみてください(これは男女問わずかなりオススメです)。
「なぁ、俺、結構仕事頑張ってるんだよ。ほめて、ほめて!」とか
「ねぇ、私、家事頑張ってるの。ほめて、ほめて!」とか
とにかく満たしてほしいところを「ストレートに言ってみる」んです。
このとき「ほめてほめて!!」っていう普段は表に出さない気持ちをきちんと言ってみることが大切です。
人によってはこれ、かなり勇気が必要になるかもしれません。
でも、なんで、「ほめてほめて!」って言うことに抵抗があるんでしょう?
それは昔、親に「お姉さんなんだから我慢しなさい!」と言われたことで「年上は我慢するべきだ」って思ってるからでしょうか?
それとも「男はクールにしているべきだ」って思っているからでしょうか?
そうやって掘り下げたところに自分の価値観とか固定観念のベースがあります。
目の前の人はきっと、僕たちのことを癒やすためにそういう行いをしてくれています。
だから誰かの発言や行動で自分の感情が揺らされたとき、少し考えてみるんです。
「なんでいま感情が揺れたんだろう?」
って。
ところでパートナーがいない人は、どうすればいいんでしょう?
親しい友人にやってもらってみてください。
なら、親しい友人がいない人は?
、、。
自分で自分に声にして言ってあげてください。
「頑張ってるね。よしよし」って。
(もちろん誰にも聞かれない環境で!)
そんなこと考えている火曜日の朝。
さてと。//
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