メタファーの、つくり方。
久しぶりに日本人の書いた小説を読んでいます。
というか、読み直しています。
(『未必のマクベス』早瀬耕 著)
2018年に読んだものの中で心に残っているのは、
この本くらいなものです。
きっと長くいっしょにいたからだと思います(600ページの小説なんて久々に読みました)。
これだけ娯楽があふれかえっている時代に、
こんなふうに読書に時間を費やす人はきっと少数(かなり少数)なのだと思います。
書き手はそれを意識した上で、
それでも書きたいと思ったのなら、
そして書いてしまったのなら、
今度はそれをきちんと「届ける努力」をしなければいけませんね。
これからの書き手には「マーケティング」や「ビジネス」の知識って必須です。
文体も鍛えながら、安定して書く時間を日常的に確保しつつ、
身体も鍛えつつ、ビジネス的なアプローチもしていく。
なかなかおもしろい時代になりましたね。
どうでもいいんですが、
BUMP OF CHICKENの新曲(と言っていいのかな?)、
これ、いいですね。
藤原さんの誕生日にPVを公開するなんて、
なかなかオツですし。
人の心には「宇宙」があって、
そこにできた思いが言葉(流れ星)になって、
それが集合無意識でつながった誰かの心(宇宙)に流れ星として現れる。
(↑僕は「流れ星の正体」を、そう解釈しました。)
僕は言葉選びやメタファーついては、
ほとんど藤原さんから学んでいる気がします。
(なにしろ藤原さんの言葉はすべてがメタファーですからね。)
『Aurora』も良かったですね。
このPVは僕の地元「浜松」にある、中田島砂丘で撮影されたようです。
こういうのって、なんだか嬉しいです。
ということで、最後に、
冒頭で出てきた『未必のマクベス』の中の言葉をご紹介。
強い気持ちは、中途半端な気持ちより、ずっとコントロールが容易(たやす)いのです。
たしかになぁ、って思います。
強い気持ちって、ときどき人に利用(コントロール)されちゃったりもしますから、
なるべく僕は強い思いほど「ひた隠し」にするようにしています。
強いものって、それと同じくらい弱いので、
きちんと自分で守らなきゃいけないと思うのです(僕だけかな)。
それでは今日はこの辺で。
きっと今日も良い日です。
建之介
追伸:
タイトルにもなっている『マクベス』も面白いですね。
マクベス、ハムレット、オイディプスは何回か読んで(解説本も読んで)、
やっと面白さが分かるようになりましたが、、。
☆
ではでは。
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