リーダーの仕事って?
そもそも自分がリーダーなのか、そうでないのか、
そのあたりもすでに怪しいんですが、まぁ、そういう疑念はさておいて。
最近思う「リーダーの仕事」ってたぶん3つかなって思います。
1,方向性を示す。
2,責任をとる。
3,リーダーを育てる。
ざっつしんぽー(That's Simple)ですね。
もう少し具体的に見ていきましょう。
1,方向性を示す。
物事を進めていくにあたって方向性がないことは致命的です。
どこかにたどり着くには現在地と目的地が必要です。
たとえば、カーナビ。
あれも、現在地と目的地があるから行くべき場所にたどり着けるわけで、そのどちらが欠けてもダメなわけです。
現在地は現実をきちんと見つめれば分かることですが、目的地を示すのは、やはりリーダー的な役割を担う人の仕事だと思います。
カーナビで言うと、目的地の方向を示した破線(点々線)がそれにあたるんですかね。
方向さえ分かれば、あとはどのような道を辿ってもいいわけです。
もっといえば、車でいくのか、電車でいくのか、飛行機でいくのか。
それも予算や時間に応じて決めていけばいいわけです。
忘れちゃいけないのは「その道すがらを楽しむ」ってこと。
一人で最速でたどり着いても全然おもしろくありません(よね?)。
せっかくなら面白い仲間たちと素敵な場所にたどり着きたいなぁ、と思うんです。
2,責任をとる。
何かを誰かに任せるのって怖いですよね。
全部自分でできれば、いろんなことをコントロールできそうです。
でも、どうしても自分だけでは回らない状況ってのが、必ずやってくるわけです。
あまりにやることが多かったり、自分でなければできない意思決定があったり、自分でなければ意味のない会食が入ってしまったり。
だから、リーダー的なことをやっていて、しかも、忙しくなればなるほど、「誰かに任せる」ということが必要になるわけです。
ここで大切なのは「こけたら俺(私)が責任とるから」と背中を押してあげられるかどうか、です。
任せるときは思い切って任せる。
方向性のすり合わせができたら、細かく口出しはしない。
心配ばかりされていたら任される方も大したパフォーマンスが発揮できませんし、
踏ん張りどころで折れてしまったりします。
きちんと、任せる。
任せたら、口出ししない。
でも、責任はとる。
うーん、なんとも恐ろしい挑戦ですね。
3,リーダーを育てる。
とある経営者の方が言っていましたが、どんな人を最も評価するかといえば、「最も多くリーダー(や強い人)を育てた人」だそうです。
なるほどなぁ、って思います。
「2,責任をとる」の話ともリンクしますが、つまりは「任せられる人」が増えれば増えるほど、会社や組織は強くなりますし、自分たちは自分たちのやるべき仕事に注力できるようになりますよね。
そうすれば、どんどん色んな事業ができるし、仕事の幅も広がっていきます。
トップが陣頭指揮をとることはとても大切ですが、あまりに忙しすぎてもっとも大切な「方向性を示す」時間がなくなってしまったり、そもそも「どの方向にいくか」を考えれなくなってしまっては意味がありません。
そして、優秀なリーダーにありがちなのは、「全部自分でやってしまうこと」です。
優秀で仕事ができるのはいいことかもしれませんが、これでは次の人が育ちませんし、その人が辞めるか事故に遭うかしていなくなってしまったら、それこそとんでもない状況になってしまいます。
なにより悲しいのは、そんな「優秀な人」が、周りの人をけなしたり馬鹿にしてしまうことです。
そんな人はまずは自分の「無力感」や「不足感」と、もっと向き合って、感情的にきちんとクリアにしなければ、そのリーダーの周りの人たちは疲弊していってしまいます。
↑リーダーは笑顔も忘れずにしたいですね(写真はカナダで乗った気球です)。
さてさて、ここまでつらつらと「今ボクが考えるリーダーの条件」について書いてきましたが、これを人生に当てはめたらどうでしょうか?
1,方向性を示す。
→自分はどんな分野でどんな活躍をしたいのか。
→自分はどんな人になりたいのか、ありたいのか。
→自分の人生はどんなものにしたいのか。
2,責任をとる。
→自分の人生の責任は100%自分にあると思えているのか。
→環境や周りの人のせいにしていないか。
→言い訳をしていないか。
3,リーダーを育てる。
→自分が受けた教えを次の人にバトンタッチできているか。
→感謝をきちんと周りの人に伝えられているか。
→次の世代のことを考えているか。
こんなふうにして人生でも仕事でもリーダーシップをとれる人が増えたらきっと日本はもっと強くなると思います。
まずは僕も強くならなければ、ですね。
さてと。
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