「逆」の話
今週は「逆の話」です。
先週の「不満の話」を簡単にまとめると
人への不満は自分への禁止。
人の言動への苛立ちは自分自身がしたくてもできないこと。
誰かに対してイライラするのは、まるで(今のor昔の)自分を見ているようだから。
って感じでした。
逆のことをするってすごく抵抗があることです。
たとえば、「頑張って」何かをしようとする人や「自分がなんとかしなきゃ」って思っている人にとって
「頑張らないこと」や「誰かにしてもらうこと」はタブーなことだったりします。
「逆の話」って、このタブーをやってみることなんです。
弱い部分を見せれないなら見せてみる。
プライドが高くて人前でバカができないのならダサい姿をさらしてみる。
仲間を傷つけるのが怖くて強く言えないのであれば、ハッキリ何かを言ってみる。
「それがむずいんじゃ!」って突っ込まれそうですが、タブーをやるとその分人間的に広がりが出てくるんです。
これはきっと「お金」でもおんなじで。
お金を貯め込んだり、きっちり管理するのが当たり前の人にとって、
自由にパーっと使っちゃうことって、かなり「ありえない(=タブーな)」ことなんです。
でも、お金に関して言えば、実は「きちんと出した方が入ってくる」のが面白いところです。
僕はよく本を読んで書いてあったことを試してみる人間なんですが、いぜん、こんなことをやってみたことがあります。
それは「神社に行って、感謝を告げつつ賽銭を入れる」ってこと。
でも、その賽銭の額が普通とは少し違ってたんです。
その額、なんと「いちまんえん」。
「高木はお金があるからできるんでしょ!」って思った方がいたら少し違います。
その本にはこうあったんです。「お金のない時期にそれをやってみて」。
だからかなりヒヤヒヤだったんですが、やってみたんです(2015年7月の話)。
「今月ラストの1週間、俺は乗り切れるのか!?」って多少はビビっていたんですが、
そういうときってやったら奢ってもらえたりしちゃうから面白い。
しかも、神社に行った数週間後に臨時収入があったんです。
(まさかこんなところから!?っていう角度からお金がやってきます。←時間差あり。)
いったい、いくら!?
まぁ、額は秘密なんですが、そのお金は無事、英会話の学費に変わっていきました。
お金がないときにお金を手放す行為。
これって、つまりどういことかっていうと、
それを「どれだけ信じれるか」ってことにつながっているんだと思います。
もしも、お金が十分にある、十分に入ってくるってことを信頼できていたら、なんの抵抗もなくお金が出せると思いませんか?
(「いやいや、ウソでしょ、それ」って思った人、いますよね、きっと。)
これは収入や貯金の額とはあまり関係ありません。
今手元にそんなにお金がなくても信頼している人は出せるし、
今手元にお金がある程度あっても信頼していない人は出せない。
何を信頼しているのか?って聞かれたら「何かを」としか答えられないんですが、
これってきっと空気とかと同じですよね。
空気が少なくてもったいないから吐き出さない!なんて人はいないし、
俺の空気が少なくなるからお前は吸うな!なんて人もいない。
下手したら僕ら、空気の存在すら意識していなかったりしますよね。
少し極端ですが、お金に対してもこんな感覚で生きれたら
きっともっと色々な部分で自由になれるんだと思います。
「でも、手元にお金がそんなにないんです」って心の声が聞こえてきそうですが、
とりあえず、あることに「してみる」。信頼「してみる」。
出入口、呼吸、どっちも「出る(出す)」が先なんですから、まずは出してみる。
意味が分かんなくてもやってみるんです。
ちなみに今回の話の「お金」の部分を「愛」に変えてみると、面白いかもしれません。
人からの愛情も親切もお金も、実は身の回りにあふれているけど、自分が信頼していないだけかもしれない。
自分「が」頑張らなきゃ!自分「が」なんとかしなきゃ!
もしかしたら逆かもしれません。
お金は使ったらなくなる!無駄遣いしたらダメ!
これも逆かもしれません。
お金は貯めずにパーっと使っちゃうのがいいんだよ!
それも逆かもしれません。
誰も私なんて愛してくれない!誰も自分をかまってくれない!
実は逆かもしれません。
ぜんぶ逆かもしれません。
あれ?やるの?やらないの?使うの?使わないの?どっちなの?
逆をやってみればそれだけでいいんです。
そんな感じで、「逆の話」でした。
(書きたいこと書いてたら、また長くなってしまいました、、。)
それでは今週もよろしくお願いします。
追伸:
神社チャレンジしたい人!賽銭で入れる額は少しずつ増やしてみてください。
いきなり10,000円はかなりきついので。笑 100円、500円、1,000円、、、ってな感じで、
自分がドキドキ、ヒヤヒヤするギリギリの額がいいと思います。
0コメント